愛犬に芋類を食べさせると肥満になるって本当？好物なので食べさせたい。

芋類はエネルギーが豊富で健康に良さそう！しかも、ワンチャンが好きなケースが多いですよね。

では、芋類は犬に与えても問題ないのでしょうか。

じつは犬に芋類を与えたら肥満の原因になると言われています。

この記事では芋が犬に与える影響を紐解いていきます。

芋はどんな食材なの？

まずは芋がどのような食材なのかを簡単にご紹介。

芋は食物繊維とビタミンが豊富で食後の血糖値が上がりにくく、さらに消化も良いため胃腸に優しい食材なんです。

私たちが普段口にしている白米とジャガイモを比べると、ジャガイモのカロリーは白米のおよそ4分の1とそこまで高カロリーではないのです。

ではなぜ犬に与えると肥満になると言われるのでしょうか。

実は、「芋を食べると太る」はただの噂と言っても過言ではありません。

どんな食べ物も食べ過ぎれば太るように、芋類も食べ過ぎれば肥満の原因になりますよね。

犬の場合、ドライフードだけで一日に必要な栄養はすべて摂ることができます。

総合栄養食であるドッグフードのほかに芋を与えることで余分なカロリーを摂取することから肥満のもとになると言われていることが派生して、芋＝太るという認識になったようです。

犬は甘い食べ物が大好きなため、芋を好む犬はとても多いですよね。

犬のおやつを探してみると、多くのおやつがサツマイモを使っていますよね。

そんな芋類の代表格であるサツマイモを犬に与えてもよいかというと、与えても全く問題はありません！

与えるうえでの注意点に気を付ければ、サツマイモはとても優れた間食になりますよ。

芋類だけではなく間食を与える際は、犬の一日に必要なカロリーをきちんと把握しておくことがポイント。

仮にドッグフードを必要カロリー分与えている場合、間食は余剰カロリーとなり、肥満のもとになる可能性が高いでしょう。

また、芋類は食物繊維が豊富な反面、食べ過ぎるとお腹が緩くなることもあります。

芋類を与えたらその分ドッグフードの量を調整し、上限はいつものごはんの1割程度に減すようにしましょう。

少数ながらも芋類でアレルギー症状が出る犬がいることも気を付けておく必要があります。

食物アレルギーの症状は下痢・嘔吐・皮膚のかゆみなどが一般的。

芋類を初めて食べさせる際はアレルギー症状が出ないか注意深く見ててあげましょう。

犬は食べるのが大好きなため、食べ物が目の前にあるとついつい一気に食べてしまいます。

特に芋類を大きな口で一気食いするとのどに詰まりやすいため、最悪のケースでは窒息してしまうケースも存在します。

芋類を与える際は、食べやすいよう1センチ角にカットするなど、喉詰まりを避ける工夫も忘れずにしてくださいね。

この記事では芋類が犬に与える影響や肥満になりやすいと言われる理由を紹介してきました。

芋類は優れた炭水化物ですが、ドッグフードの主原料はあくまで動物性たんぱく質がベストです。

芋類や穀物などの炭水化物はあくまで腹持ちをサポートする栄養素であり、主原料ではないのです。

犬の食事も肉や魚と穀物、野菜やフルーツをバランスよく組み合わせたものをチョイスしていきましょう。