愛犬のニオイがきつい!原因と対策方法をご紹介

犬の背中やおなかに顔をうずめたとき、思わず「くさい!」と思ってしまうことはありませんか?

しかし、犬の臭いはシャンプーだけでは消すことができません。

なんと犬の臭いには原因別の対処方法があったのです。そこで犬の臭いが気になったらやってみたい3つの対策をご紹介します。

犬が臭い原因とは?

突然ですが、皆さまは犬のシャンプーをどのくらいの頻度で行っていますか?

アニコム損害保険株式会社が行った「愛犬のトリミングに関するアンケート」によると、およそ5割の人が月に1度トリミングとシャンプーを行うと答えています。しかしシャンプーをしたのに臭いが気になる場合、臭いの原因は別のところにあるのかもしれません。

✓原因1.口臭

犬に舐められたら臭い、犬があくびをしたら臭いというケースでは口臭対策が必要です。歯や舌に食べ物のかすが残り、歯垢や歯石となることで口臭が発生します。そのまま歯の汚れを放置すると歯周病や虫歯になり、将来的に歯を失うことになるため、日頃のケアが大切です。

✓原因2.排泄物

うんちやおしっこが臭うのは当たり前ですが、胃や腸などの消化器官に不調があると臭いが一層きつくなります。

それは、食べ物が体内で腐っていることが原因です。悪玉菌と呼ばれる腸内細菌は食べ物を分解して有害物質と悪臭を生み出します。

オイルコーティングされたドッグフードや古くなり油が酸化したドッグフードは体内で腐ることが多いため、体臭の原因になりえるのです。

✓原因3.皮膚の汚れ

毎日外を散歩する犬は、必然的に被毛や皮膚が汚れてしまいます。犬は人間と違って毎日湯船に浸かったりシャンプーをしたりする方が少数派です。

被毛や皮膚の汚れを放置すると毛玉ができやすくなるだけではなく、汚れに雑菌が付くことで悪臭の原因になります。

今すぐやりたい!犬の臭い対策3選

犬の臭いとかんたんに言っても原因が様々なことが分かりました。

しかし、すべての原因に共通した対策はありません。ここでは今すぐできる犬の臭い対策とポイントを3つご紹介していきます。

✓食後のデンタルケア

デンタルケア、平たく言うと食後に歯磨きをする習慣をつけることです。アダルト(成犬)やシニア(老犬)からいきなり歯磨きをしようとしても、犬は高確率で抵抗します。

歯磨きはパピー(子犬)のうちから歯を触られることに慣らすのがポイントです。

歯を触らせない犬にはデンタルケア用のおやつを使ったり、ペットショップや動物病院で歯磨きをしてもらったりする方法もあります。

✓皮膚のお手入れ

犬を毎日洗うのは大変な作業ですが、低刺激なウェットタオルやガーゼ、蒸しタオルでやさしく拭くくらいならそこまで大変ではありません。

体を拭くついでにブラッシングをするなど、体を触ることで犬とコミュニケーションを図ることができて一石二鳥です。

だからと言って毎日お手入れをしていると、逆に皮膚のトラブルを招く可能性があるため「汚れてきたかな?」と感じたタイミングで行うことをおすすめします。

✓腸内環境を整える

体臭を減らすなら、まずは体の中をきれいにすることが大切です。腸内環境を整えるには、粘膜を強くする緑黄色野菜や果物、そして消化の良い食べ物を組み合わせたバランスの良い食事を心がけます。

さらに運動をすることで腸が活発に動き、お通じ運動を活発化させ、体から老廃物を追い出すことが可能です。このように、体の中から臭いを発生させないという臭い対策もあります。

近年では、ビフィズス菌やオリゴ糖を配合しているドッグフードもあるので注目されています。

最後に

この記事では犬の臭いの原因と対策を簡単にご紹介しました。

犬の臭いの原因は様々ですが、その対策に共通することが一つだけあります。

それは、毎日のケアがとても重要だということです。犬とのコミュニケーションを一番の目的と考えて、犬の臭いと向き合ってみてはいかがでしょうか。